創業計画書の書き方（創業する事業の経験）

今回のコラムは、創業計画書の記載例をご紹介したいと思います。

経営していると事業計画書の作成が必要となるシーンが多々あります。 企業経営を賢く続けるために必要となる事業計画書についてお話します。

・これから起業を考えている方

・経営の基礎知識を身に付けたい方

・経営を客観的な数値で把握したい方

当てはまるそこの貴方、是非お立ち寄りください！

企業経営の基礎を学ぶことで、 経営状況を客観的に見ることができたり、 改善策を検討するヒントを見つけることができるようになります。

センスや勘（カン）で業績を上げられる経営者でなくても、 経営の基礎知識を学んだり、数字に強くなることで賢く経営を続けることが可能になります。

経営お役立ちコラムでは、経営を賢く続けるためのコツについて、 コツコツ経営と題して、記事を投稿しています。

ご興味のある方は「コツコツ経営とは？」のコラムもご覧ください。

今回は、創業計画書の記載例をご紹介します。

創業者やベンチャー企業が金融機関に対して融資申込時に提出する創業計画のテンプレートを利用しています。このテンプレートは実際に自治体で採用されている様式です。

創業する地域によって創業計画書のフォーマットや記載方法は大きく異なりますので、あくまでも参考として創業計画書のイメージを掴んでいただくことを目的にご紹介します。

なお、今回ご紹介する創業計画書のテンプレートは記載するボリュームが多く、数値計画も細かいものを採用していますので、他の自治体でも対応できる内容となっていると思います。

テンプレート

このテンプレートでは、１ページ目に事業概要を記載するようになっています。

主な記載内容は、

・業種

・事業内容

・創業の目的と動機

・創業する事業の経験

・強み、セールスポイント及び競合状況

・補足説明

創業する事業の経験

記入欄

このテンプレートでは、創業する事業の経験の記入欄は以下のようになっています。

ポイント

創業する事業の経験は、創業に至るまでに身に付けた知識や経験について、どのように今回創業する事業に活かすことができるかをアピールするスペースです。

同業種や同業態での勤務経験がどの程度あるか、どのようなポジションでどのような業務に従事していたかなど記載すると良いです。

また、経営に必要となる売上獲得スキル（営業、販売、プロモーション）や組織マネジメントスキル（採用、教育、プロジェクトマネジメント）、財務会計の知識などアピールできると尚良いです。

記載するスペースが小さい場合は簡潔に記載し、別紙で職務経歴書を付けると良いと思います。

悪い例：同業種の経験はあるが経営に必要なスキルや知識が乏しい

悪い例：別紙参照とだけ記載している

記載例

このテンプレートでは、記入スペースが限られているため最低限の内容をシンプルに記載しています。

良い点：さりげなく経営に役立つ会計知識をアピールしています。

良い点：長い間準備していたこと、経験値が高いことが分かります。

良い点：飲食店経営の知識ノウハウをアピールしています。

良い点：客観的な評価も記載しています。

創業する事業の経験は、なるべく分かりやすい文章で記載することが重要です。また、できるだけ数字を示して説明すると説得力が増します。

記載スペースで十分に説明できない場合は職務経歴書で「いつからいつまで」「どこの会社で」「どのようなポジションで」「どのような経験や知識を身に付けたか」を表現すると良いです。

今回はここまで。

今後の事業計画書に関連するコラムもお楽しみに！

この度は、コラムをご覧いただきありがとうございました。 少し難しい用語も使ってしまいましたが、なるべく分かりやすい言葉で経営に役立つ情報発信していこうと思っています。 今後の発信もお楽しみに！