創業計画書の書き方(積算根拠)

今回のコラムは、創業計画書の記載例をご紹介したいと思います。

経営していると事業計画書の作成が必要となるシーンが多々あります。 企業経営を賢く続けるために必要となる事業計画書についてお話します。

・これから起業を考えている方

・経営の基礎知識を身に付けたい方

・経営を客観的な数値で把握したい方

当てはまるそこの貴方、是非お立ち寄りください!



企業経営の基礎を学ぶことで、 経営状況を客観的に見ることができたり、 改善策を検討するヒントを見つけることができるようになります。

センスや勘(カン)で業績を上げられる経営者でなくても、 経営の基礎知識を学んだり、数字に強くなることで賢く経営を続けることが可能になります。

経営お役立ちコラムでは、経営を賢く続けるためのコツについて、 コツコツ経営と題して、記事を投稿しています。

ご興味のある方は「コツコツ経営とは?」のコラムもご覧ください。



今回は、創業計画書の記載例をご紹介します。

創業者やベンチャー企業が金融機関に対して融資申込時に提出する創業計画のテンプレートを利用しています。このテンプレートは実際に自治体で採用されている様式です。

創業する地域によって創業計画書のフォーマットや記載方法は大きく異なりますので、あくまでも参考として創業計画書のイメージを掴んでいただくことを目的にご紹介します。

なお、今回ご紹介する創業計画書のテンプレートは記載するボリュームが多く、数値計画も細かいものを採用していますので、他の自治体でも対応できる内容となっていると思います。



創業計画書の書き方(積算根拠)

テンプレート

このテンプレートでは、3ページ目に「積算根拠(計算根拠)」や「自己資金」を記載するようになっています。



積算方法(計算方法)

記入欄

このテンプレートでは、ページ上部に積算方法(計算方法)の記入欄が設けられています。





ポイント

このテンプレートの積算方法(計算方法)の金額は、予想損益計算書の1年目の年間金額の内訳を記入するようになっています。

この積算方法(計算方法)の欄ではあくまでも年間金額の内訳を説明する欄ですので、年間金額と積算方法で示した金額は一致することになります。

ポイントは、四則演算と補足説明を用いて記入するところです。



悪い例:年間金額が積算方法の欄に記載されていない。

悪い例:年間金額と積算金額とが一致していない。

悪い例:補足説明がなく全く内容をイメージできない。



記載例



このテンプレートでは、記入スペースが限られているため最低限の内容をシンプルに記載しています。

良い点:積算方法や計算内容がわかる。

良い点:補足説明がされていてどのような売上なのか、費用なのかある程度わかる。

良い点:重要な勘定科目(金額が大きい科目)の積算方法を示している。



今回はここまで。



今後の事業計画書に関連するコラムもお楽しみに!



おわりに

この度は、コラムをご覧いただきありがとうございました。 少し難しい用語も使ってしまいましたが、なるべく分かりやすい言葉で経営に役立つ情報発信していこうと思っています。 今後の発信もお楽しみに!