マーケティング(事業構想の基本パターン)

今回のコラムは、マーケティングに関係してくる内容をご紹介したいと思います。
経営において顧客獲得や売上確保は最も重要なテーマの一つと言えると思います。このコラムは以下のような方に参考となる内容です。
・新規事業開発や新商品販売を考えている方
・マーケティングの基礎知識を身に付けたい方
・効果を客観的な数値で把握したい方
当てはまるそこの貴方、是非お立ち寄りください!
企業経営の基礎を学ぶことで、 経営状況を客観的に見ることができたり、 改善策を検討するヒントを見つけることができるようになります。
センスや勘(カン)で業績を上げられる経営者でなくても、 経営の基礎知識を学んだり、数字に強くなることで賢く経営を続けることが可能になります。
経営お役立ちコラムでは、経営を賢く続けるためのコツについて、 コツコツ経営と題して、記事を投稿しています。
ご興味のある方は「コツコツ経営とは?」のコラムもご覧ください。
今回は、マーケティングに関連する内容として「事業構想」についてご紹介します。
事業構造の基本パターン
事業構想は、経営戦略を策定する際に行われる活動ではありますが、マーケティング戦略を検討する際にも関係してくるので、事業構想の基本パターンについてご紹介します。
「ライフサイクル」のコラムにも関係してきますので、まだ「ライフサイクル」のコラムを見ていない方は併せて見てみてください。
開発型(アイデア型)
開発型(アイデア型)の事業構想パターンは、まだ世の中にない商品サービスを開発するケースです。比較的に製品ライフサイクルでいうところの「導入期」や「衰退期」との相性が良いパターンです。
具体的な例としては、
・SNSやマッチングサイトなどプラットホームなどのITサービス
・新たに若い女性向け商品を開発する老舗など
この開発型の特徴を市場知識の必要性や経営資源の必要性、実現可能性の難易度で考えると概ね以下のようになると思います。
市場知識:熟知しているレベル
経営資源:豊富にある
実現性:難易度が高い
顧客ニーズと提供する商品サービスがマッチしているかは、販売してみないと分からないため深い市場知識が必要となります。また、商品サービスを認知させるための広告宣伝やトライアンドエラーに柔軟に対応するための組織体制も必要になります。さらに、市場規模(潜在顧客)が不透明であるため実現可能性は低く、比較的に難易度(リスク)が高い事業構想パターンと言えます。
足し算・掛け算型
足し算・掛け算型の事業構想パターンは、既にある事業(商品サービス)と事業(商品サービス)を組み合わせて高付加価値な商品サービスを開発するケースです。比較的に製品ライフサイクルでいうところの「成長期」や「成熟期」との相性が良いパターンです。
具体的な例としては、
・サ高住(分譲マンション+老人ホーム)
・ワンストップサービス(セミナーで情報提供×人材派遣で支援)など
この足し算・掛け算型の特徴を市場知識の必要性や経営資源の必要性、実現可能性の難易度で考えると概ね以下のようになると思います。
市場知識:詳しいレベル
経営資源:豊富にある
実現性:難易度が低い
既に市場に存在する事業(商品サービス)を組み合わせるため顧客ニーズは把握しやすく、詳しい市場知識があれば参入はしやすい。しかし、もともと2つ以上の事業が遂行できるだけの組織体制や事業買収する資金など必要になるためヒトやカネといった経営資源が必要になります。なお、市場規模(顕在顧客)が明確であるため実現可能性は高く、比較的に難易度(リスク)が低い事業構想パターンと言えます。
模倣型
模倣型の事業構想パターンは、既にあるが周辺にない事業(商品サービス)を開発するケースです。比較的に製品ライフサイクルでいうところの「成熟期」との相性が良いパターンです。
具体的な例としては、
・飲食業(ケバブ店、タピオカ店)
・貿易業(各国の特産物を輸出入)など
この模倣型の特徴を市場知識の必要性や経営資源の必要性、実現可能性の難易度で考えると概ね以下のようになると思います。
市場知識:熟知しているレベル
経営資源:十分にある
実現性:難易度が低い
既に成熟している市場との相性が良いが、反面競合も多い状況とも言えます。まだ開拓されていない地域で話題の業種業態で参入することが向いているため顧客ニーズや競合情報など深い市場知識が必要となります。マーケットリサーチや設備投資などが必要になることもあるため情報やカネといった経営資源が必要となります。なお、市場規模(潜在顧客)は不透明であるもののある程度その地域の文化や嗜好から想定できることも多く実現可能性は高く、比較的に難易度(リスク)が低い事業構想パターンと言えます。
特化・専門型
特化・専門型の事業構想パターンは、ニッチな市場に技術・ノウハウを持って差別化した事業(商品サービス)を開発するケースです。比較的に製品ライフサイクルでいうところの「成熟期」や「衰退期」との相性が良いパターンです。
具体的な例としては、
・製造業(業種、用途、素材を絞り、専門分野に特化)
・飲食業(餃子専門、からあげ専門)など
この特化・専門型の特徴を市場知識の必要性や経営資源の必要性、実現可能性の難易度で考えると概ね以下のようになると思います。
市場知識:詳しいレベル
経営資源:豊富にある
実現性:難易度が高い
既に存在する市場において特化・専門的な事業(商品サービス)を提供するため顧客ニーズは把握しやすく、詳しい市場知識があれば参入はしやすい。しかし、「特化」「専門」とアピールできるだけの商品サービスの開発に必要となる情報や技術といった豊富な経営資源が必要となる。さらに、ターゲットがニッチ過ぎて事業が成立するだけの顧客規模がいない可能性もあるため実現可能性は低く、比較的に難易度(リスク)が高い事業構想パターンと言えます。
その他の事業構想パターン
事業構想の基本パターンでご紹介した類型は、事業開発やベンチャー企業の事業開発シーンにおいて頻繁に見かけるモデルケースを体系化したものなので、今回ご紹介した基本パターンに当てはまらないケースや基本パターンを組み合わせているようなケースも存在します。
ビジネスモデルがほぼ無限に存在するように、事業構想パターンも同様にほぼ無限に存在すると思います。
これから事業開発や起業をしようと考えている時に、今回ご紹介した事業構想の基本パターンが参考として少しでも役に立てば幸いです。
今回はここまで。今後のマーケティングに関連するコラムもお楽しみに!
おわりに
この度は、コラムをご覧いただきありがとうございました。 少し難しい用語も使ってしまいましたが、なるべく分かりやすい言葉で経営に役立つ情報発信していこうと思っています。 今後の発信もお楽しみに!



