計数管理(管理会計)

今回のコラムは、経営における計数管理についてご紹介したいと思います。

経営において過去や現状を定量的な数値で把握することは最も重要なことと言えます。このコラムは以下のような方に参考となる内容です。

・経営の基礎知識を身に付けたい方

・過去や現状を定量的な数値で把握したい方

・数値に基づいた経営判断をしたい方

当てはまるそこの貴方、是非お立ち寄りください!



企業経営の基礎を学ぶことで、 経営状況を客観的に見ることができたり、 改善策を検討するヒントを見つけることができるようになります。

センスや勘(カン)で業績を上げられる経営者でなくても、 経営の基礎知識を学んだり、数字に強くなることで賢く経営を続けることが可能になります。

経営お役立ちコラムでは、経営を賢く続けるためのコツについて、 コツコツ経営と題して、記事を投稿しています。

ご興味のある方は「コツコツ経営とは?」のコラムもご覧ください。



今回は、計数管理に関連する内容として「管理会計」についてご紹介します。



管理会計とは?

企業経営において用いられる会計には幾つかの種類があります。それぞれの目的に応じて使い分けられています。

大別すると社内向けの会計と、社外向けの会計になります。



社内向けの会計

社内向けの会計とは、企業の実態を定量的に把握するために用いられる会計を意味しています。この社内向けの会計は「管理会計」と呼ばれています。

管理会計の目的は、過去や現在の経営状況の実態を定量的に把握して、今後の経営判断や業務改善に役立てることです。

企業ごとにその目的は異なりますが、例えばネットでの売上拡大であればファネル分析で把握した数値(表示回数、クリック数、コンバージョン数など)を定期的に観測して改善箇所であるボトルネックを発見して、改善策を講じることになります。

その他にも、利益率(売上総利益率、営業利益率、経常利益率など)や販売管理などの固定費(人件費、広告費など)を定量的に観測して、経営にとって良くない数値を把握して対策を講じることになります。

この後に紹介する会計とは異なり、現場から収集される詳細なデータ(数値)をもとに、経営状況を把握するのが管理会計です。



実際の経営においては、事業計画(予算)に対する実績を比較して、経営状況を把握するための計数管理を行うことが多いです。このように予算と実績を比較して計数管理を行うことを「予実管理」と言ったりします。

勘や経験に頼った判断は誤る可能性もありますし、社内外への説明において説得力に欠けます。定量的な結果をもとに今後の経営判断をしたいと考える企業は管理会計を導入しています。



社外向けの会計

社外向けの会計とは、経営活動を損益計算書や貸借対照表などの決算書として取り纏めて、外部に開示することを意味しています。

社外向けの会計には2つの種類があります。

①税務会計

②財務会計



①税務会計

税務会計は、税法に基づいた税金を計算するための会計のことです。

経営活動を損益計算書や貸借対照表などの決算書として取り纏めて、税引き前の当期純利益を確定させ、その他税金の加減算を考慮して、支払うべき税金を算出します。

この税務会計は、多くの場合は税理士さんにお願いして、決算書等を作成してもらい、税務署等へ所得税や法人税等の税務申告をすることになります。

税務会計として作成された決算書(損益計算書や貸借対照表)の数値をしっかり理解するだけでも、ある程度は経営状況を把握することは可能です。

ただし、税務会計は勘定科目での数値になるので、大まかな経営状況の把握に留まります。また、税務会計はあくまでも税金を算出するための会計であるため実態を表していない部分もありますので、参考程度に経営判断に活用することをお勧めします。



②財務会計

財務会計は、企業会計基準に基づいた決算(財務状況や経営状況)を利害関係者に報告するための会計のことです。

経営活動を損益計算書や貸借対照表などの決算書として取り纏めて、資産や負債・純資産などの財務状況、会計年度での利益などについて算出します。

この財務会計は、株主や金融機関、取引先などに開示することになります。①税務会計と似ていますが、②財務会計では、更に経営指標などについても併せて報告することがあります。

経営指標としては、売上成長率や負債比率、労働生産性など様々な数値を目的に応じて財務会計資料の中に表現することがあります。

ただし、税務会計はあくまでも社外向けに開示できる範囲の数値になるので、税務会計と同様に大まかな経営状況の把握に留まります。





今回はここまで。今後の計数管理に関連するコラムもお楽しみに!



おわりに

この度は、コラムをご覧いただきありがとうございました。 少し難しい用語も使ってしまいましたが、なるべく分かりやすい言葉で経営に役立つ情報発信していこうと思っています。 今後の発信もお楽しみに!