経営戦略(コアコンピタンス)

今回のコラムは、経営戦略に関係してくる内容をご紹介したいと思います。

経営において戦略を立てることは最も重要なテーマの一つと言えると思います。このコラムは以下のような方に参考となる内容です。

・これから起業を考えている方

・経営の基礎知識を身に付けたい方

・経営戦略を再検討したい方

当てはまるそこの貴方、是非お立ち寄りください!



企業経営の基礎を学ぶことで、 経営状況を客観的に見ることができたり、 改善策を検討するヒントを見つけることができるようになります。

センスや勘(カン)で業績を上げられる経営者でなくても、 経営の基礎知識を学んだり、数字に強くなることで賢く経営を続けることが可能になります。

経営お役立ちコラムでは、経営を賢く続けるためのコツについて、 コツコツ経営と題して、記事を投稿しています。

ご興味のある方は「コツコツ経営とは?」のコラムもご覧ください。



今回は、経営戦略に関連する内容として「コアコンピタンス」についてご紹介します。



コアコンピタンスとは?

今回は、過去コラム「自身の棚卸」や「経営資源」に関連するコアコンピタンスについてお話したいと思います。



経営資源のおさらい

<コラム「自身の棚卸」からの再掲>

経営資源とは、ヒト、モノ、カネ、情報など経営に役立つ資源のことです。以下は、経営資源の一部ですが、さまざまな資源が存在します。

ヒト:経営者や従業員の能力(知識、正確さ、速さ、コミュ力、技能等)、人脈、資格、組織力など

モノ:不動産、設備、機械装置、拠点(営業所、工場)、ソフトウェアなど

カネ:現金や預金(元手資金)、資金調達力など

情報:独自コンテンツ、生データ(一次データ)、ノウハウなど

その他:ブランド、知的財産権、実績など



経営資源の切り口

<コラム「経営資源」からの再掲>

経営資源には、さまざまな切り口がありますが多くの場合は「ヒト」「モノ」「カネ」「情報」などに分類されるケースがあります。

どのような商品サービスを提供するかによって、整理する経営資源の項目は異なりますが、「自分だったらどのような点を重視する」「世間一般にはここを重視する」という視点でその商品サービスが比較される項目をピックアップすることになります。

以下も参考に経営資源の項目を検討してみてはいかがでしょうか。なお、分類や項目はあくまでも参考ですのでご自身で新しい項目を見つけでも構いません。



ヒト

・経営者や従業員の能力(知識の深さ・広さ、情報収集力・理解力、処理の正確さ・速さ、決断力、コミュニケーション力、高いモチベーション、技能、資格等)

・人脈(仕入や外注先としての協力会社、学校との連携による採用候補の確保など)

・組織力(経営理念の存在、会議体やファシリテーターの存在、従業員数、人事評価制度の有無など)



モノ

・不動産(直営のための店舗、自社製造のための工場の有無など)

・設備・機械装置(本場海外製造の機械、生産性の高い最新設備、特注品の機械など)

・拠点(国内外の営業所、提携している工場や倉庫の有無など)

・ソフトウェアなど無形資産(自社ECサイト、自社プラットフォームの有無など)



カネ

・現金や預金(豊富な運転資金の有無など)

・流動資産(手形や売掛金の有無による高い短期安全性など)

・その他カネ(自己資本が豊富、資金調達力など)



情報・その他

・暗黙知や形式知(他社が持っていない独自コンテンツ、ノウハウや法則など)

・データ(顧客情報、自社アンケートによる調査結果など)

・自社ブランド

・知的財産権(特許、商標権など)

・許認可(建設業許可、ISO、JIS、プライバシーマークの有無など)

・実績など



コアコンピタンスとは?

コアコンピタンスとは、企業(事業)において競争優位性のある経営資源のうち他社が容易に真似できない資源のことを指します。

競争優位性のある経営資源のことをビジネスでは「強み」と表現することがあります。この「強み」とは、コラム上部で紹介した「経営資源の切り口」で示したような項目のうち他社(業界標準)と比較して優っている項目を「強み」と表現することが多いです。

一方で、コアコンピタンスは、強みのうち「他社が容易に真似できない」ものを指します。

「他社が容易に真似できない」とは、どのような強みだと思いますか?





例えば、

・目には見えない企業秘密(真似したくても何をしているのか分からない)

・その人にしかできない技術、技法(真似したくてもできない)

などがコアコンピタンスになりやすい要素です。



一方で、

・特許など知的財産権

・圧倒的な資金力

などは一時的には強みとなり得ますが、権利行使ができなくなったり、資金が潤沢な企業が市場に参入してくると競争優位性を発揮できなくなるためコアコンピタンスとは言えないと思います。

コアコンピタンスは、「他社が容易に真似できない」ことに加えて、「長期的に維持できる」という要素の組み合わせが重要です。



コアコンピタンスの必要性

製品ライフサイクルでいう成長期は、市場が拡大している状況のため需要が供給を上回ることもあり、その場合は売れば何でも売れる状況と言えます。このような状況下においては、如何に早く市場に参入するかが重要であり、必ずしもニッチな市場(すきま産業)を狙う必要はなくコアコンピタンスがなくてもビジネスとして成功することも可能だと思います。

しかし、導入期や成熟期、衰退期では、ニッチ市場へ参入したり差別化(競争優位性)が必要になることが多いため、コアコンピタンスの有無が市場シェアを獲得する重要な要素になり得ます。また、単なる価格競争を回避するためにもコンピタンスが必要となります。



ご自身の企業(事業)のコアコンピタンスは何なのか?

お気に入りの商品サービスにコアコンピタンスはあるのか?何なのか?

改めて、考えてみてはいかがでしょうか。

今回はここまで。今後の経営戦略に関連するコラムもお楽しみに!



おわりに

この度は、コラムをご覧いただきありがとうございました。 少し難しい用語も使ってしまいましたが、なるべく分かりやすい言葉で経営に役立つ情報発信していこうと思っています。 今後の発信もお楽しみに!