経営戦略(経営戦略と経営戦術)

今回のコラムは、経営戦略に関係してくる内容をご紹介したいと思います。

経営において戦略を立てることは最も重要なテーマの一つと言えると思います。このコラムは以下のような方に参考となる内容です。

・これから起業を考えている方

・経営の基礎知識を身に付けたい方

・経営戦略を再検討したい方

当てはまるそこの貴方、是非お立ち寄りください!



企業経営の基礎を学ぶことで、 経営状況を客観的に見ることができたり、 改善策を検討するヒントを見つけることができるようになります。

センスや勘(カン)で業績を上げられる経営者でなくても、 経営の基礎知識を学んだり、数字に強くなることで賢く経営を続けることが可能になります。

経営お役立ちコラムでは、経営を賢く続けるためのコツについて、 コツコツ経営と題して、記事を投稿しています。

ご興味のある方は「コツコツ経営とは?」のコラムもご覧ください。



今回は、経営戦略に関連する内容として「経営戦略と経営戦術」についてご紹介します。



現状と目標(ミッション)

経営戦略や経営戦術についてご紹介する前に、経営における現状と目標(ミッション)についてお話したいと思います。

経営者及び企業は、何かしらの目的(ミッション)を持って起業や組成していると思います。目的は様々ですが特定の人々のため、社会のため、環境のためなど第三者へ企業価値の提供を目的としていたり、もしくは自己実現のため、お金のために起業する人もいると思います。

そして、経営活動は経営者及び企業の現状と目的(ミッション)とのギャップを埋める、目的を達成するための活動と言えます。



現状把握について

経営者及び企業は現状を把握する方法として、自身の棚卸やビジネスデューデリジェンス、財務デューデリジェンスなどにより客観的に現状を把握することがあります。

起業者や小規模事業者であれば自身の棚卸をすることから始めると良いと思います。自身の棚卸についての詳細は割愛しますが、自身にどのような強みがあるのかを把握したり、目的達成のための課題を整理することを意味しています。強みにはいわゆる経営資源(ヒト、モノ、カネ、情報など)の観点から「自身にできて他人にできないもの」「他人にできて自身にできないもの」「誰にでもできること」など整理していくことになります。

中小企業以上の規模になると現状把握のための調査(デューデリジェンス)を行うこともあります。多くの場合にはM&Aの際に会社を評価するために行われたり、事業再生など金融支援を受ける際にも行われますが、普段からデューデリジェンスの志向を持って、市場環境や自社の事業、組織、財務、収益、業務プロセスなど客観的に把握することが可能です。



目的(ミッション)について

前述のとおり、経営者及び企業によってその目的は様々ですが、近年は企業価値を問われることが多く、「ステークホルダー(関係者)や地域社会、環境にどのような価値を提供することができるのか?」が重視される傾向にあります。

これら企業価値は、経営理念やミッションなどのメッセージとして経営者及び企業は発信しています。様々な視点がありますが、「顧客」「エンドユーザー」「投資家・出資者」「従業員」「地域・社会・環境」への価値提供を目的として起業や組成していることが多いと思います。



経営戦略と経営戦術

経営戦略や経営戦術は、現状と目標(ミッション)のギャップを埋めるために必要となる思想や考え方、アプローチの方法を検討する手法と言えます。

経営における現状と目的を登山に例えると、現状は「登山口」であり、目的は「山頂」と言えます。また、経営戦略を登山に例えると、どの登山ルートを攻めるべきかを、天候や地形、登山者の経験値や人数などを考慮して決定することと言えます。さらに、経営戦術を登山に例えると、服装や食料などの装備の決定、天候が悪化した際の対応など想定しておくことと言えます。



経営戦略とは

経営戦略とは、経営者及び企業が目的達成のために経営資源の配分を検討したり、行動計画を策定したり、どのように競争優位性を確立するかを検討して決定することと解されています。

経営戦略を検討する時に重要なことは、現状を理解したうえで頂上に登るためのルートを決定することと言えます。現状と目的を俯瞰して、全体感を客観的に捉えることが求められます。



経営戦術とは

経営戦術とは、目的を達成するための具体的な実行方法を検討したり、想定外の事態が発生した時の対応について具体的な方法を検討しておくことと解されています。

経営戦術を検討する時に重要なことは、ルートを外れないために必要な装備を整えたり、ルートを見失った時に地図とコンパスを使って軌道修正してルートに戻る方法を検討しておくことと言えます。現状を客観的に把握して、ルートに戻るため柔軟な対応をとることが求められます。



経営戦略と経営戦術の違い

経営戦略を策定する際は、目標達成のための道しるべとも言える計画を作成する中で、経営資源の配分(ヒト、モノ、カネ、情報などをどのように活用するか)を検討したり、競争優位性を分析して、経営方針を決定することになります。一方で経営戦術を策定する際は、経営戦略を達成するための具体的な対応を決定または想定しておくことで、ビジネス環境の変化に柔軟に対応できるようにすることになります。

経営戦略は、比較的に長期的な視点で経営を捉えるため半年単位や年単位で検討され、短期経営計画や中長期経営計画などを策定する企業が多いです。

経営戦術は、比較的に短期的な視点で経営を捉えるため週単位や月単位で検討され、現状把握と必要に応じて柔軟に対応の見直しを行う企業が多いです。



経営戦略の方が経営戦術よりも上位概念なので、どちらが重要かと言えば「経営戦略」と言えます。しかし、実際に目標達成するためには、ビジネス環境の変化や競合の動向を素早く察知して、臨機応変に「経営戦術」を変えることが必須となります。

柔軟な対応が求められる状況において、経営戦略や事業計画の策定に時間を取られていれば、目的達成は遠のくことになりかねません。



山が大きければ「雨天決行」よりも「雨天中止」の判断ができる方が、安全に確実に登頂できるのではないでしょうか。



今回はここまで。今後のマーケティングに関連するコラムもお楽しみに!



おわりに

この度は、コラムをご覧いただきありがとうございました。 少し難しい用語も使ってしまいましたが、なるべく分かりやすい言葉で経営に役立つ情報発信していこうと思っています。 今後の発信もお楽しみに!