マーケティング(ビジネス環境の変遷)

今回のコラムは、マーケティングに関係してくる内容をご紹介したいと思います。

経営において顧客獲得や売上確保は最も重要なテーマの一つと言えると思います。このコラムは以下のような方に参考となる内容です。

・新規事業開発や新商品販売を考えている方

・マーケティングの基礎知識を身に付けたい方

・効果を客観的な数値で把握したい方

当てはまるそこの貴方、是非お立ち寄りください!



企業経営の基礎を学ぶことで、 経営状況を客観的に見ることができたり、 改善策を検討するヒントを見つけることができるようになります。

センスや勘(カン)で業績を上げられる経営者でなくても、 経営の基礎知識を学んだり、数字に強くなることで賢く経営を続けることが可能になります。

経営お役立ちコラムでは、経営を賢く続けるためのコツについて、 コツコツ経営と題して、記事を投稿しています。

ご興味のある方は「コツコツ経営とは?」のコラムもご覧ください。



今回は、マーケティングに関連する内容として「ビジネス環境の変遷」についてご紹介します。



コトラーの理論

経営学者であるフィリップ・コトラー氏は、マーケティング理論やビジネスを創造するためのフレームワークなどを提唱しており、「近代マーケティングの父」や「マーケティングの神様」などと称される偉大な方です。

コトラー氏は、1931年生まれ、存命で93歳(執筆時)です。すべてがアナログであった時代からデジタル化した現代までを経験しているコトラー氏だからこそ、ビジネス環境の変遷を俯瞰して見えているのかもしれません。



マーケティング1.0

コトラー氏は、ビジネス環境の変遷をマーケティング1.0~5.0として定義しています。

イギリスで起こった産業革命(1800年代~1900年代)のときは、「大量生産」「大量消費」された時代であり、物が溢れ不特定多数が大量に消費するようになっていました。

産業革命後の1990年代~1960年代のビジネス環境はマーケティング1.0として定義されており、「製品中心」の時代でした。この時代では商品サービスを作れば何でも売れた時代でもあり、過去コラムでも紹介した「プロダクトアウト」というマーケティング方法が広く通用していました。



マーケティング2.0

作れば何でも売れた時代である「製品中心」のビジネス環境は、1970年代に起こったオイルショックにより物価が高騰したことで、消費者の消費マインドが変化して商品やサービスを慎重に比較検討して購入するようになりました。

このような1970年代~1980年代のビジネス環境はマーケティング2.0として定義されており、「顧客志向」の時代と言われています。過去コラムでも紹介した「マーケットイン」というマーケティング方法が広く普及しました。



マーケティング3.0

消費者が比較検討して購入する時代であった「顧客志向」のビジネス環境は、インターネットとソーシャルメディア等の新たな情報収集ツールの普及により、企業から与えられる情報だけでなく、購入者の声(口コミ)など幅広い情報を容易に入手することができるようになりました。

このような1990年代~2000年代のビジネス環境はマーケティング3.0として定義されており、「価値主導」の時代と言われています。過去コラムで紹介した「価値」や「付加価値」が注目されるようになり、どのように商品サービスを魅力的に見せるかという「ウェブマーケティング」が注目を集めるようになりました。



マーケティング4.0

価値や付加価値を重視する時代であった「価値主導」のビジネス環境は、ソーシャルメディア(SNS)等の利用者増加に伴い、自分と他人を容易に比較できるようになり、人々の自己顕示欲や承認欲求が搔き立てられやすい環境ができたと考えられます。

このような2010年代以降のビジネス環境はマーケティング4.0として定義されており、「自己実現」の時代と言われています。単に商品やサービスを購入するだけでなく、体験や経験といった”コト”の提供を受けることで満足感を得たり、共感を得たいという顧客心理がフォーカスされるようになりました。



マーケティング5.0

顧客心理にフォーカスする時代であった「自己実現」のビジネス環境は、人工知能(AI)などデジタルテクノロジーの進化によって、科学者やエンジニアでなくてもビックデータ活用やディープラーニングなどによる予測モデル構築、データを活用したデータドリブン経営が可能となりました。

このような2020年代以降のビジネス環境はマーケティング5.0として定義されており、「テクノロジー×人間」の時代と言われています。今後もデジタルマーケティングや人工知能チャットボットなどの技術は加速度的に発展することは間違いないと思います。

2030年、2040年、2050年には、どのようなビジネス環境になっているのか全く想像できませんが、環境対応できるように常に学び、楽しんで経営活動を続けていたいものです。



今回はここまで。今後のマーケティングに関連するコラムもお楽しみに!



おわりに

この度は、コラムをご覧いただきありがとうございました。 少し難しい用語も使ってしまいましたが、なるべく分かりやすい言葉で経営に役立つ情報発信していこうと思っています。 今後の発信もお楽しみに!